シルベスター・スタローンについて、

シルベスター・スタローンについて、

 スタローンといえば、B級アクション俳優、ゴールデンラズベリー賞最多受賞の演技力のない俳優というイメージをもたれる、

 だが、スタローンは、30歳まで、まったく俳優としては、売れず、ポルノ映画やゲテモノ映画にしか出演できず、50回オーディションに落ち、小学校から高校までに16回放校と退学を繰り返した、実は、下積みの長い俳優であった。

 実は、ロッキー第一作の前半部分は、スタローン自身の実生活がモデルだったのだ。その後、モハメド・アリと無名ボクサーの白人ボクサーが15ラウンドまで戦う試合を見たスタローンは、この試合をヒントに自ら脚本を執筆し、主演をこなし、予算100万円のこの映画は、ヒットする。

 その後、10年間、役に恵まれずに、ロッキー一発屋と思われたが、デヴィッド・マレル原作のランボーの企画の話しを聞き、警官を殺す反社会的な内容に次々とハリウッドの名優たちが、演じるのを拒否するなか、スタローンは、ただ一人ギャラを下げてでも、演じたいといい、低予算で、スタローン自身が、アクションを演じ、映画は、大ヒットする。

 その後、1980年代のアクション映画ブーム、ブルースウィリス、アーノルドシュワルツェネッガージャッキー・チェンと並び、現代のアクション映画俳優としての地位を手に入れる、

 その後、1970年代、1980年代、1990年代、2000年代、2010年代、2020年代と現役で、アクション映画俳優をやっているのは、スタローンだけである。

 そして、トランプ政権では、全米芸術協会の会長として、推薦を受けるなど、アクション映画俳優として、頂点に登りつめた。