かくゆう私も、日本では、デューン砂の惑星の数少ないマニアです。デューン砂の惑星は、1960年代に、アメリカ、ヨーロッパでフランク・ハーバード原作で、指輪物語と並ぶ社会現象となり、後のスターウォーズの惑星タトューウィーンの描写の元ネタになった作品です。
何度も映画化の企画が出て、エル・トポのアレハンドロ・ホドロフスキー、一時期は、リドリースコットが監督をやる話しが出ましたが、最終的には、4回映画化され、ことごとく失敗に終わりました。
また、風の谷のナウシカやスターウォーズのような、主人公が、極限状況下を生き延びて、超能力に目覚めるヒーローSFの元ネタでもあります。
また、銀河英雄伝説やガンダムのスペースオペラにおいて、政治社会的な視野や、銀河皇帝の存在、複雑な家系図や権力闘争を描き、影響を与えています。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ版デューンは、やはり、デザインに凝っています。どちらかと言うと、スターウォーズ的な子供向けSFというより、大人向けの硬派なスペースオペラという感じです。
内容としては、シェイクスピア劇のSF版、中世ヨーロッパ的な世界観をSFで、再現した作品なのかなと思います。
やはり、出てくる俳優も、ハリウッドの大御所俳優というより、ヨーロッパの舞台俳優みたいな人たちが出演しています。
内容も、前編、後編に別れ、2023年に後半をやるらしいです。