ニールブロムカンプ監督について、

 ニールブロムカンプ監督について、

ニールブロムカンプ監督は、第九地区、エリジウム、チャッピー、デモニックなど自ら監督、脚本で、世界観を表現する現代においては、稀有な映像作家である。

 第九地区においては、南アフリカアパルトヘイト政策を風刺し、独特の人間の身体が変形するボディーホラー、マニアックなメカニック描写、政治社会風刺、そして、この不条理な世界に希望を残して終わるというある意味、王道SF的な作品です。

 ニールブロムカンプについて、調べると、ジェームズキャメロン作品のターミネーター1、2やエイリアン2、ポールバーホーベンのロボコップ、トータルリコール、スターシップトルーパーズ、士郎正宗作品、押井守作品、大友克洋弐瓶勉作品などの影響を受けているらしいです。個人的には、ボディーホラーの描写は、ジョンカーペンター作品、デヴィッドクローネンバーグ作品、SF作品に政治社会的なメッセージを込めるのは、富野由悠季作品、ロバートAハインラインの影響かなと思います。