エンターテイメントは、才能が必要

 実は、エンターテイメントは、才能が必要らしいです。いっけんすると、文学やアート系作品、批評家受けする作品が才能で、エンターテイメントは、才能がなくてもできる気がしますが、実は、逆らしく、大衆受けするエンターテイメントの方が才能らしいです。

 ファンタジー、SFを書いたり、世界観を表現するには、普通の人には、ない想像力が必要です。また、ミステリー、サスペンスを表現するには、トリックやネタが被らないように、先行したミステリー、サスペンス作品を1000作品見ないとダメらしいです。

 恋愛モノや感動系作品を面白くするには、実体験が必要です。アクション、戦争作品を表現するには、軍歴はなくても、軍や警察の知識、実際の事件や軍事作戦を取材したり、銃や武器、政治社会的な知識も必要です。

 ひとつのジャンルで、デビューするのに、下積みと勉強が10年、デビューして売れるのに、10年、巨匠として、評価されるのに、10年売れ続けなくてはならず、その分野で、巨匠になるのに合計で、30年かかります。

 だから、ある意味、エンターテイメントで、デビューして、売れて、成功する人というのも、一万人に一人というか、ごく少数派の才能ある個人で、天性の才能のあるごく一握りの人にしか、エンターテイメントや芸術というのは、表現できない世界なのかなと思います。